タイで満足した生活を送るためには、希望の物件を見つけられるかにかかっています。
駐在員の多くは、物件選びで失敗しないよう日本の不動産会社を頼りますが、タイにはたくさんの日系不動産会社があり、比較するのも難しいでしょう。
今回は、スックリビングという不動産会社を取り上げて、特徴やメリット、デメリットについてご紹介します。
物件選びで失敗しないためにも、ぜひ参考にしてください。
スックリビングの特徴は?他社より優れているの?
タイの不動産会社では、会社ごとに差別化を図っており、サービスが異なる場合も多いです。
まずはスックリビングの特徴についてご紹介します。
サイトが見やすい
大半の方がホームページから気になる物件を探し始めるでしょう。
スックリビングのホームページは、ごちゃごちゃした情報を省き、利用者が使いやすいように工夫されています。
地図から探す・エリアから探す・間取りから探す・駅から探すなど希望する条件から検索でき、イラストを用いているので迷いなく操作できるでしょう。
日本人スタッフの案内だから安心できる
スックリビングでは、現地の立地を熟知した日本人スタッフが物件紹介をしています。
初めての海外生活で言葉や賃貸契約に不安がある方でも、安心して条件に合う物件探しができるでしょう。
礼金・仲介手数料が無料
新しい生活には、想像以上に出費がかかります。
スックリビングは礼金・仲介手数料が無料となっているため、できるだけコストを抑えたい人にも適しています。
アフターサービスが充実している
物件が決まった後も、タイでは日本とは異なり想定していなかったトラブルも多く発生します。
スックリビングでは、入居後のトラブル、相談など対応しており、アフターサービスにも力を入れています。
24時間サポートのついた物件もあり、緊急時にも対応可能です。
期間限定の特別特典がある
定期的に特別特典を提供しています。
2023年2月時点での特典は、生活総合保険(入居中の盗難・水漏れ補償)や引っ越し費用の負担、家族向けのサービス特典があり、希望とする特典があればお得と言えるでしょう。
評判通りの会社?スックリビングの賃貸契約の流れ
タイでスムーズに賃貸物件を借りるためには、契約から入居までの流れを知っておく必要があります。
ここでは、スックリビングで問い合わせから入居までの流れをご紹介します。
メール・電話で問い合わせをする
問い合わせの際に下記情報を求められるのでまとめておきましょう。
- 家族構成
- 入居希望日
- 希望のエリア
- 予算
- 間取り
- 見学人数
- 特別な要望の有無(ペット、充実した共有スペースを望むなど)
LINEにも対応しているので、気軽に問い合わせできます。
物件の下見をする
希望の時間を伝え、担当者と共に物件の下見を行います。
土・日・祝祭日も対応しており、対応時間は10:00~18:00です。
手付金の支払いと、物件の仮押さえ
希望の物件が決定したら、入居日や家賃、希望条件などを家主と話し合います。
仮押さえにはパスポートや名刺、予約金が必要となります。
予約金の平均額は20,000~40,000バーツ(77,500~155,000円)です。
物件や入居時期によっては1ヶ月分が必要になるので注意しましょう。
契約書類作成
契約書作成には、契約者のパスポートと名刺のコピーが必要です。
パスポートは写真のページをコピーするようにしてください。
また、名刺を持っていない場合は勤務先の会社名と連絡先を伝えておけば問題ありません。
契約
契約書を確認し、記載内容に問題がなければ本契約書の作成に進みます。
本契約書を作成している間も入居の準備を進めておきましょう。
入居の準備を始める
契約事項にある日付で入居できるよう、準備を進めていきます。
荷物が多くなると、その分輸送コストや引っ越し料金も高くついてしまうので、なるべく荷物を減らした状態で引っ越しができるようにしておきましょう。
契約と入居の手続き
ここで、請求書に基づきデポジット(保証金)と家賃の支払いをします。
スックリビングのスタッフも立ち会う中、鍵の受け渡しをし、部屋内の家具や設備、備品などを確認します。
家電の使用方法やアパートのルール説明などもこの段階で行われるので注意して聞きましょう。
スックリビングの評判(口コミ)を調査!
物件選びで失敗したくない人にとっては、口コミや評判が非常に気になるところです。
スックリビングについて口コミを調べるとわかるのですが、他社と比べて非常に口コミが少ないことがわかります。
タイではどのような物件案内がされているのか、対応はどうなのかなど口コミ件数が少ないとその会社に不安感が残ってしまいます。
スックリビングについて物凄く悪い評判は目につきませんが、情報が少ないというのは懸念点であり、あまりおすすめできない理由にもつながります。
他社の不動産会社では口コミや情報が非常に多く、納得して依頼することが可能だからです。
スックリビングが評判に挙がらない、口コミが少ないというのは、利用者が限られているとも取れるでしょう。
スックリビングに依頼するメリット
スックリビングに依頼するとどのようなメリットが得られるのでしょうか?
こちらでは3つのメリットについて解説していきます。
横浜に本社がある
スックリビングは不動産を中心に幅広く事業を展開しています。
横浜に本社を構えているので、タイへ行く前に対面で相談したい方には安心です。
スクンビットエリアに強い
スックリビングは主にスクンビットエリアに特化した物件を取り扱っています。
このエリアに住みたい方にとっては現地情報が多く、適した物件を案内してもらえるでしょう。
リモート内見が可能
リモート内見に対応しているため、自分の部屋にいながら気になるタイの物件を確認できます。
気軽に自分の好きな時間で内見できるサービスは利便性が高いです。
スックリビングのデメリット
メリットがある一方で、デメリットに感じてしまう部分もあります。
具体的にどのようなデメリットを感じやすいのかご紹介しましょう。
他のエリアに弱い
スクンビット中心の物件を取り扱っているので、他のエリアの物件は取り扱っていません。
会社からの通勤を考えて、スクンビットエリア外で家を探す場合には、スックリビングの利用は止めましょう。
シラチャという日本人に人気のエリアもスクンビットエリアから外れるので対象ではありません。
口コミや評判がなさすぎる
ネットの評判や口コミだけで会社は判断できませんが、口コミがない=利用者が少ないとも読めるので、デメリットの1つと言えるでしょう。
実際に利用した人のコメントは参考になるので、情報がなさすぎるのは不安です。
期間限定の特典は、他社では常時特典の場合も
スックリビングでは成約につながると期間限定の特典があります。
しかし、他社の中には初めから引っ越し料金を負担していたり、生活総合保険がついていたりする会社も存在します。
デメリットではないですが、期間限定なので通常時にはサービスが薄いとも言えます。
スックリビング社員からの評判(口コミ)もチェック
ここで、よりスックリビングについて知るために、以前働いていた方達の意見を口コミから紹介します。
“日系企業とはいえ、取り扱う物件や、物件のオーナーはタイ人ということもあり、日本の不動産会社に勤めていた時とは会社の雰囲気や取り組み方、接客も大きく違った。
ちょっと雑だな、と思った。”
“働いている人によってモチベーションが異なり、レベルも違います。
タイでは日系不動産会社の求人は常に目にするので、仕事を探している日本人なら誰でも就職できると思います。その分知識が浅く、接客態度のレベルが低い。
大手ではないので担当者の当たりハズレは大きいと思う。”
“他社では、日本人スタッフが同行して手厚いサービスを売りにしているが、スックリビングは、ノマド部など有料オプションで日本人のコンシェルジュを用意しなければなりません。
安さを売りにしても実際の費用は結構かかってくるのでモヤモヤしました。”
“短期間ですがここで働いていました。
スタッフは、タイ好きが集まっている印象で、オフの過ごし方など色々な情報を教えてくれた。
それなりに楽しく働けたし、良い経験になった。”
以上がスックリビングで働いていた方達からの口コミです。
スックリビングスタッフの口コミを参考にすると、人にもよりますが、接客のレベルが低そうな印象を受けます。
会社の雰囲気は悪くなさそうですが、日本の不動産会社として考えていると対応の差にガッカリするかもしれません。
また、日本人スタッフの数が限られているので、繁忙期などは現地のスタッフが対応することもあるでしょう。
入居後にトラブルがあった場合、迅速に対応してくれるのか疑問です。
英語やタイ語に不安が残る方は、日本人スタッフが対応しているまたは、日本人のサポートデスクがある不動産会社を選ぶと良いでしょう。
【結論】スックリビングはおすすめできない!
もしスクンビット地区以外の幅広いエリアから物件を探したいのであれば、スックリビングはおすすめできません。
日本人街と呼ばれる人気のエリアはスクンビット地区以外にもあります。
雰囲気や住み心地、家賃も変わってくるので、希望の物件を選び、自分に合ったタイライフを求めるのであれば他の不動産会社に依頼するのが確実でしょう。
やはり物件を選ぶ時に重要なのは、信頼できる不動産会社に出会えるかどうかです。
スックリビングのホームページからは、利用者の本当の声は見えてきません。
情報や口コミが多く、評判が高い不動産会社から選択することをおすすめします。