タワーマンションに住むことに憧れる人も多い中、海外での暮らしを夢見る方もいるはずです。
海外居住先でも人気のタイのバンコクですが、近年ではタワマンが増えてきています。
日本で「タワーマンション」というと定義がはっきりと決められていません。
一般的には20階以上、高さ60mを超える超高層マンションを指します。
バンコクでタワマンに住みたいという方にメリットとデメリットを含めて特徴をお伝えしていきます。
バンコクに建つタワマンの特徴
バンコク に建てられているタワーマンションには、高級ホテルとジョイントして建てられたものも多いです。
そのどれもが50階以上の高層建築で高品質なホテルに宿泊したときと同様のサービスが受けられる場合もあります。
また部屋の家電や共用施設が充実しており、大半の物件にはプールやジムが併設されていて、物件によってはサウナや大浴場が付いていることもあります。
タワマンの数が増えているバンコク
タイは経済成長が著しく、外資系企業が続々と進出してきています。
観光業も盛んになり世界中から特に人が集まっているバンコクでは、大型のショッピングモールやコンドミニアム、ホテルの建設ラッシュが続いているのです。
タワマンが多いエリア
バンコクにもタワーマンションが多いエリアはありますが、どのタワーマンションも高級住宅や高級ホテルが多いエリアに存在しています。
バンコクでもタワマンが建つ代表的な地域を紹介していきます。
プルンチャット・ラチャプラソン
バンコクの中心街に位置しており、最も景観の良い栄えたエリアです。
タイ最大のショッピングゾーンで、このエリアには多くのオフィスビルや高層ホテルが建ち並んでいます。
一軒家もないため、住宅街と比べると非日常感を感じるエリアです。
外観も高級ホテルとも思わせる造りになっていて、セキュリティやコンシェルジュも完備されています。
トンロー
タイの富裕層や多く暮らすエリアでバンコクでも指折りの高級住宅街です。
このエリアにはスクンビット通りという大通りがあり、日本人も多く暮らしています。
周りにはデパートやおしゃれなレストランもある中、日本食店も多く日本人にとっては親近感を覚える場所になっています。
海外でありながらも生活しやすく利便性に長けたエリアです。
リバーサイド
バンコクのリバーサイドは、世界の5つ星ホテルが集中する高級ホテルエリアになっています。
周辺にはバンコク最大の高級ショッピングモールやアミューズメントパーク、観光名所もあることで観光客に人気のエリアです。
バンコクの中心街からは少し離れていて仕事に出かけるには不向きなため、リタイアした富裕層の人たちが暮らしています。
マッカサン駅前
スワンナプーム空港からバンコクに乗り入れるエアポートリンクのマッカサン駅前には、大手のビール会社が開発した、MRT(地下鉄)のプルンチット駅に直結の、レストランやオフィスなども併設された複合タワーマンションが存在しています。
これまでのタワーマンションとは異なった便利なエリアに建てられています。
エリア別おすすめのタワマン物件をご紹介!
続いて、エリア別におすすめのタワマン物件をご紹介します。
ここでは、プルンチャット・ラチャプラソン、トンロー、リバーサイド、マッカサン駅前のエリア別にしてご紹介します。
プルンチャット・ラチャプラソンのタワマン物件
まずは、プルンチャット・ラチャプラソンでおすすめのタワマン物件です。
ザ アドレス チットロム
ザ アドレス チットロムは、BTSチットロム駅より徒歩8分の大型コンドミニアムで、チットロムエリアでは最大のタワマンとして知られています。
この物件は22階建てと24階建ての2棟のツインタワーとなっており、単身者向けはもちろんファミリー向けのお部屋まで様々なタイプが用意されています。
お部屋は天井が広く、高層階では眺望に優れているので、開放感の良さも魅力です。
共有施設はスイミングプールが2ヶ所あり、その他フィットネスジム・ガーデンテラス・サウナ・エアロビクスルーム、キッズルームなどが完備されています。
ザ グランド
ザ グランドはBTSラダチャムリ駅より徒歩1分という立地にある24階建てのタワマンです。
築年数が1998年と他の物件に比べると古さを感じやすいですが、設備や共有施設が充実しています。
お部屋には家具・家電が備え付けられており、共有施設では、フィットネスジムやプール、サウナ、駐車場などがあります。
この他、イタリアンレストランやクリーニング店の利用も可能です。
また、付近はタイ・バンコクの商業の中心エリアとなっており、生活しやすい点が魅力となっています。
グランド ランスアン
グランド ランスアンはBTSチットロム駅より徒歩8分にあるランスアンのタワマンです。
コンドミニアムのため内装はオーナーよって変わりますが、オシャレで落ち着いた雰囲気のお部屋が多く、家具・家電も備え付けされていて便利です。
共有施設にはプール・サウナ・フィットネスジム・スカッシュなどがあります。
付近には高級ホテルや高級デパートがあり、高級住宅街のような雰囲気が感じられますが、日系の企業が建ち並ぶサトーン通りやシーロムエリアへのアクセスも抜群です。
ノーブル プルンチット
ノーブル プルンチットはBTSプルンチット駅直結型の高級タワマンとなっています。
A棟・B棟・C棟の全3棟からなっている大型物件なので、部屋数も1,444室と豊富に用意されています。
お部屋は単身者向けからファミリー向けまであり、プール・サウナ・フィットネスジム・コミュニティスペース・キッズスペースなども完備されています。
BTSプルンチット駅直結型なのでビジネス、ショッピングのどちらも便利な立地となっており、日本人でも生活しやすい環境が魅力です。
また、付近にあるソイ1には高速道路の入り口があるので、車を利用される方にも便利です。
トンローのタワマン物件
続いて、トンローエリアでおすすめのタワマン物件をご紹介します。
ザ バンコク トンロー
ノーブル プルンチットはBTSトンロー駅より徒歩5分、スクンビット・ソイ55沿いにあるタワマンです。
BTS駅にも高速道路にも近く、外国人居住地としても人気があるエリアとなっており、付近には日本食が楽しめるレストランや日本食スーパーもあります。
お部屋は1ベッドルームでも55㎡の広さがあるのが特徴で、天井も高く広々とした空間となっています。
高級セグメントタワマンとなっているので、スイミングプールやフィットネスジム、スカイガーデン、ラウンジ、大浴場など、共有施設が充実している点も魅力です。
ザ クレスト スクンビット 34
ザ クレスト スクンビット 34はBTSトンロー駅より徒歩6分、スクンビット34に位置するタワマンです。
スタイリッシュで洗練された外観やロビー、共有施設が特徴で、高級感がある物件となっています。
お部屋は1ベッドルームから2ベッドルーム、デュプレックスユニット、ペントハウスなど様々なタイプが用意されているので、単身者だけでなくファミリーでの入居もおすすめです。
共有施設にはフィットネスジムやインフィニティスイミングプール、スカイガーデンなどがあります。
ビートニック スクンビット 32
BTSトンロー駅より徒歩4分に位置する高層タワマンです。
周囲には高層のビルがないため、一際目立つ外観と上層階からの眺望が魅力となっています。
お部屋はモダンで落ち着きのある雰囲気となっており、2ベッドルーム以上のお部屋では大理石を使ったバスルームが利用可能です。
共有施設としてプールやサウナ・フィットネスジム・キッズスペースなどがあります。
エイト トンロー レジデンス
トンローでもハイセンスで人気のあるタワマンがエイト トンロー レジデンスです。
トンローの商業施設であるエイトトンロー直結型のタワマンとなっており、スーパーや日本食レストラン等、買い物や食事に最適な立地が特徴です。
その他、プールやサウナ・フィットネスジム・ミニマート・ミーティングルーム・キッズスペース・ビリヤードなど共有施設も充実しています。
幼稚園や習い事などで便利なトンローのエカマイエリアへのアクセスもしやすく、ファミリーにもおすすめです。
リバーサイドのタワマン物件
続いて、リバーサイドでおすすめのタワマン物件をご紹介します。
フォーシーズンズ プライベート レジデンス アット チャオプラヤリバー
リバーサイドのBTSサパーンタクシン駅より徒歩11分に位置する73階建ての高層タワマンです。
バンコクの中でも特に超高層物件となっており、セカンドハウスとして利用するような富裕層に好まれています。
無料のシャトルボートを利用すれば、タイ最大級の複合施設であるアイコンサイアムへのアクセスも抜群です。
共有施設にはプールやフィットネスジム・ラウンジ・カフェ・ジャグジーなどがあります。
リズム サトーン 21
BTSサパーンタクシン駅より徒歩4分の距離にあるタワマンです。
1ベッドルーム・2ベッドルームのお部屋タイプがありますが、いずれも広さが異なるお部屋が用意されているので、単身者や夫婦での入居に適しています。
フィットネスジムやプール、サウナの他、駐車場が完備されているので、車を利用する方にもおすすめです。
スパライ カーサ リバ
ジャルンクルンにあるタワマンで、BTSサパーンタクシン駅からは車で10分程の距離があります。
最寄り駅まで徒歩圏内ではありませんが、共有施設が非常に充実しており、自家用車や社用車を利用する方におすすめの物件となっています。
築年数が経過しているため、お部屋は古さが感じられる所と、改装済みのお部屋とで差があるでしょう。
広大な敷地面積を誇るタワマンとなっているので、ウォータースライダーのあるプールや大型フィットネスジム・キッズスペース・図書室・テニスコート・スカッシュコートなど豊富です。
ザ バンコク サトーン
BTSスラサック駅より徒歩1分のサトーンエリアにあるタワマンです。
タイで高級物件を手掛けている「Land&House社」の物件となっており、お部屋が1ベッドルームでも60㎡からとなっている点が特徴です。
天井も高く、広々とした空間で生活することができます。
共有施設にはスイミングプールやフィットネスジム・ジャグジー・ガーデンなどがあります。
マッカサン駅前のタワマン物件
最後は、マッカサン駅前でおすすめのタワマン物件です。
ライフ アソーク
MRTペッブリー駅より徒歩2分の距離に位置するタワマンです。
2つの駅に直結していることや、高速道路の入り口が近いため通勤にも非常に便利な立地です。
お部屋は日本のマンションと同じようなコンパクトな広さとなっていますが、天井が高く広々しているように感じられます。
また、スイミングプールやフィットネスジム・ルーフトップガーデン・駐車場など共有施設も充実しています。
ザ サークル アソーク
ペッブリーエリアにあるタワマンで、MRTペッブリーからは徒歩10分ほどの場所に位置しています。
駅までは多少距離がありますが、日本語窓口となっているバルムンラート病院や水上バスの船着き場などに近いため、日々の生活に便利です。
お部屋は単身者向けからファミリー向けまで豊富に用意されており、スタイリッシュで清潔感のある内装が特徴です。
共有施設にはスイミングプール・フィットネスジム・サウナ・ガーデンテラス・温泉・エアロビクスルームなどがあります。
ザ アドレス アソーク
MRTペチャブリー駅より徒歩5分の距離にあるタワマンです。
ラグジュアリーで高級感のあるお部屋が魅力で、内装やインテリアが充実している所もあります。
駅だけでなくスワンナプーム国際空港へもアクセスしやすいので、日々の生活もしやすいでしょう。
共有施設は、プールとフィットネスジムがそれぞれ2ヶ所、その他サウナが完備されています。
バンコクのタワマンに住むメリット・デメリット
バンコクのタワーマンションに住むにも、様々なメリットとデメリットが存在します。
タワーマンションともなると一般の住宅や一軒家とも環境が変わってくるので確認しておきましょう。
メリット
まずはタワーマンションで生活するメリットを紹介します。
多くの人が憧れるタワマンでの生活ですが、実際のところはどうなのでしょうか。
高層階なら眺望に優れている
周辺の建築物や方角によっても変わりますが、高層階であれば基本的に眺めは優れています。
暮らす部屋から街を遠くまで眺められる景色は高層階ならではの魅力です。
低層階でも比較的日当たりが良い
高層階はもちろんですが、低層階でも日当たりには期待できます。
また、タワーマンションは天井の高いエントランスのある1階部分には部屋がない物件がほとんどなので、2階以上の部屋であれば日当たりについては心配ありません。
利便性の高い立地にある
入居 を促すためにも居住空間の下にコンビニやスーパーなど生活必需品を購入できる便利な造りになっています。
周辺にも駅や、ショッピングモールなどもある場合も多いので非常に生活しやすい環境と言えるでしょう。
共用施設が充実している
普通のマンションとは違い、タワーマンションの共用施設はとても充実しています。
タイのタワーマンションではプール付きは普通で、プライベートプールがある物件もあります。
その他、ゲストルームやジム、キッズルームなどの設備もあることも多いです。
防犯対策も万全
タワーマンションにはカメラやセンサー、セキュリティシステムなどの防犯対策がなされているのが一般的です。
エントランスから部屋へたどり着くまでには何重もの防犯システムが備え付けられているので安心です。
最近ではICチップ付きのカードやスマホのスマートキー、顔認証システムなどを導入したタワマンも登場してきています。
また、日中にはコンシェルジュが常駐しており、共用施設の予約や訪問者の対応、荷物の受け取りなどサービスを提供してくれます。
デメリット
多くのメリットが存在するタワマンですが、その一方でデメリットも存在します。
感じ方は人それぞれですが懸念点として考えられる点を紹介します。
洗濯物を外に干せない
タワーマンションでは洗濯物を外に干すことはできません。
そもそもベランダが存在していなかったり、あったとしても安全面から洗濯物を干したりものを置いてはならない規約になっていることがほとんどです。
タイではPM2.5や排気ガスが原因での大気汚染が深刻なため、洗濯物を外に干したくないと嫌がる人もいます。
外出時の行き来が面倒
タワーマンションのような高層階の場合、外出する際には毎回エレベーターを使用して1階まで降りる必要があります。
特に朝や夕方の人が混み合う時間だと、エレベーターを待つのにも時間が必要です。
また、エレベーターに乗ってからも途中で乗り降りされると何度も停止するため、目的地にたどり着くまで時間がかかってしまいます。
高層階であればあるほど時間がかかるのでかなり余裕を持って行動しなければなりません。
14階以上になると電波がつながりにくい
携帯電話の基地局の高さは約40mのため、タワーマンションの13階くらいの高さです。
電波は基地局から下向きに発信されているため、14階以上は携帯がつながりにくくなってしまいます。
高層階でも虫は現れる
高層階だからといって虫がいないわけではありません。
ゴキブリなどが出ることは少なくても、小さな虫は飛んでいることがあります。
また、外から風で飛ばされてくる場合もあるので注意が必要です。
バンコクのタワマンに住むと家賃はいくらかかる?
気になる家賃ですが、バンコクのタワーマンションの家賃相場というと立地や築年数などの条件によって変わってきます。
ですが上手に物件を探すことができれば、家賃10,000バーツ(約40,000円)からタワーマンションに住むことが可能です。
バンコクで高級感のある暮らしを実現するならタワマンがおすすめ
バンコクでは日本に比べて比較的低いコストで優雅な暮らしができます。
コストパフォーマンスが良く、海外でも日本人が住みやすい環境を求めるのであれば日本人に人気なバンコクでタワーマンションに住むことをおすすめします。