シラチャは、タイの中ではバンコクに次いで日本人駐在員が多く住むエリアです。
とはいえ、日本ではあまり知られていないため、どのような場所なのかわからず、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、シラチャとはどのような街なのか、特徴を解説するとともに、駐在員がシラチャに住むために必要なビザの種類や入居できる住居タイプ、住居を選ぶ際にチェックしておきたいポイントを解説します。
シラチャに駐在が決まった方はもちろん、これからシラチャに行く予定がある方にとって有益な情報をご紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。
日本人駐在員が多いタイ・シラチャとは?
シラチャは、タイ東部にあるチョンブリー県にある街です。
特別大きな町ではないものの、バンコクからは車を使えば約1時間30分で行くことができ、日本企業も多く進出しているため、日本人にとって住みやすい街の一つです。
シラチャの街中には、日系のスーパーや日本食レストランなど、日本人にとって馴染みのあるお店が立ち並んでいます。
中でもロビンソンというデパートには、日本人にとって馴染み深い100円ショップやアパレルショップ、チェーンレストランも多く入っているため、慣れない海外での生活の手助けとなってくれるでしょう。
また、シラチャは日本企業の駐在員も多いこともあり、日本人向けサービスも充実しています。
日本語通訳のいる病院をはじめ、日本人学校や日本語の幼稚園など、子どものいる家庭でも移住しやすい環境が整っています。
駐在員がシラチャに住むために必要なビザは?
シラチャに移住するためのビザはいくつかありますが、駐在員として行く場合、必要なビザは「ビジネスビザ」です。
ビジネスビザを取得するには、シラチャにある会社からの書類が必要ですが、基本的に会社が用意してくれるでしょう。
自分ですることはほとんどありませんが、申請だけは自分で行う必要があるため、書類が用意できたら日本にある大使館、もしくは領事館に持っていきます。
詳しい手続きや必要書類については、会社に確認してみてください。
シラチャ駐在で入居できる住居タイプと家賃相場
続いては、シラチャの不動産事情についてご紹介します。
コンドミニアム
コンドミニアムは日本でいうところの分譲マンションのようなものです。
同じ建物であっても部屋ごとに所有者が異なるため、オーナーによって家賃の金額や内装、付帯設備が違います。
また、個人が所有している物件のため、築年数や広さの割にお手頃価格のお部屋が多い点がメリットです。
ただし、オーナーによっては退去時に高額の修繕費用を請求している場合があったり、不具合があった場合の対応に問題があったりと、トラブルになるケースも少なくありません。
コンドミニアムを借りる際は、事前に契約内容をよく確認することが大切です。
シラチャにあるコンドミニアムの家賃相場は、1ベッドルーム33,000B~50,000Bです。
アパート
法人のオーナーが建物全体を所有し、管理している賃貸物件です。
サービスアパートのようなサービスはありませんが、基本的な管理やサポートはされています。
さらに、日本人向けの高級アパートの場合、日本人が好むようにデザインされているほか、プールやジム、ロビーなどの共有施設も充実しているため、駐在員からの人気も高いです。
日本のアパートと同じイメージでいるととても豪華なので少しびっくりしてしまうかもしれません。
シラチャにあるアパートの家賃相場は、1ベッドルーム25,000B~40,000Bです。
サービスアパート
サービスアパートは、様々なサービスが付帯した住居タイプです。
ホテル系とレジデンス系の2種類あり、前者は朝食やルームサービスなど、まさにホテルに住んでいるような感覚で生活できる物件です。
一方、レジデンス系は自分のお部屋にメイドさんが来てくれます。
どちらも家具家電が付いているほか、リネン交換や室内清掃といったサービスが付帯しているため、引っ越してすぐに生活を始めることが可能です。
家賃は、間取りや広さ、築年数によって異なりますが、室内清掃やリネン交換などのサービス料金も含まれるため、通常のアパートに比べ家賃相場は高い傾向にあります。
シラチャにあるサービスアパートの家賃相場は、1ベッドルーム30,000B~50,000Bです。
シラチャ駐在時の住居選びのチェックポイント
文化や生活習慣の異なるタイ・シラチャで快適な生活をスタートさせるために、住居を探す際にチェックしておきたいポイントをご紹介します。
周辺環境をチェックする
シラチャで物件を選ぶ時は、スーパーや病院など周辺にある施設や駅までの距離など、周辺環境もしっかりチェックしておきましょう。
シラチャは日本に比べて電車代やタクシー代は安い傾向にありますが、実際に生活するなら徒歩で移動できたほうが何かと便利です。
子どものいる家庭の場合、幼稚園や学校、習い事の多いエリアまでのアクセス情報もチェックしておくと安心です。
住む人数に適した間取りかチェックする
シラチャの賃貸物件は、1ベッドルームや2ベッドルームといった表記になっています。
日本ではあまり馴染みがありませんが、1ベッドルーム=1LDK、2ベッドルーム=2LDKです。
住む人数に合わせて、適切な間取りを選びましょう。
ただし、同じ間取りでも物件によって広さは異なるため、よく確認することが大切です。
設備や水回りをチェックする
タイの物件は日本に比べて不具合が起こりやすいため、物件を選ぶ際は設備や水周りもチェックしておくと安心です。
万が一、水周りから異臭がした場合、詰まりが原因である可能性があります。
クリーニングなどの対処をしてもらえるか、管理面やサポート面を確認しておきましょう。
セキュリティ体制や害虫対策が万全かチェックする
シラチャで物件探しをする際は、セキュリティ体制もチェックしておきましょう。
シラチャにある物件の多くは、24時間体制でセキュリティがしかれています。
しかし、物件の隅々まで管理の目が行き届いているかと言えば、管理体制の問題から難しい部分もあります。
事前にどのようなセキュリティ体制なのか確認しておくと安心です。
また、東南アジアにあるタイ・シラチャは日本に比べて虫や鳥が多く、室内に侵入してきやすいため、害虫駆除の対策を取っている管理体制の整った物件を選ぶことをおすすめします。
入居者用の施設をチェックする
物件の中には、プールやジム、レストランや子ども用の遊び場など、入居者用の施設が充実しているところもあります。
日頃から運動をしたいならプールやジム付き、小さな子どもがいるなら遊び場の付いている物件を選ぶと良いでしょう。
シラチャで物件を選ぶ際は間取りや立地も大切ですが、入居者用の施設もチェックしておくのも物件選びのポイントの一つです。
シラチャに駐在するなら自分に合った住居を見つけよう
シラチャは現在、タイの首都バンコクに次いで日本人の多く住むエリアです。
日本企業が多く進出していることもあり、日本語通訳のいる病院や日本人学校、日本人向けの買い物施設も充実し、日本人にとって生活しやすい環境が整っています。
とはいえ、文化や生活習慣の違いから戸惑うこともあるでしょう。
シラチャでの生活をトラブルなくスタートさせたいなら、今回紹介したポイントを参考に、自分に合った住居を見つけることが大切です。
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