タイに家族で移住することになった際に、住居と同時に心配になるのが子どもの教育についてです。
将来、タイに住み続けるにしても日本に帰国するにしても、子どもには十分な教育を受けさせておきたいと考える保護者は多いでしょう。
そこで今回は、タイの教育事情を解説するとともに、タイでおすすめの学習塾をご紹介します。
移住前に、現地の情報を少しでも知っておきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
タイの教育事情
タイは、日本以上に学歴重視の国であり、安定した職に就くためには有名大学への進学が必須と言っても過言ではありません。
そのため、タイに駐在する日本人は子どもが現地の小学校または中学校に入学するタイミングで、受験に有利となる学習塾選びに力を入れ始める方が多いです。
この学習塾選びがいかに重要かということを知るためにも、まずはタイの教育事情について理解しておきましょう。
タイは学歴＝家柄の風潮が未だに残っている
タイは、意外にも韓国や台湾などと並ぶほどの学歴社会です。
その理由は、身分制度がはっきりしており、人柄よりも家柄の方が重視されていることにあります。
難関大学に入学するためには、進学校に通いつつ学習塾も併用するなど、多くの費用がかかるため、地方に住む一般家庭から有名大学の合格者を輩出することは困難です。
従って、有名大学を出ているということは裕福な家庭である、つまり家柄が良いと判断されるのです。
タイでは、学歴＝家柄という風潮が未だに根強く残っており、実力があっても社会からは認めてもらえない人が多く存在します。
企業に就職するには大卒以上が条件になることも
タイでは、大学ごとにランク付けがされており、優良企業に就職するためには上位ランクの大学を卒業していることが条件になります。
タイの国立大学の中でも超名門校とされているのが、バンコクの「チュラロンコン大学」で、それに続くのが「タマサート大学」です。
その他の有名どころとしては、マヒドン大学、チェンマイ大学、カサセート大学などが挙げられます。
これらの名門大学を卒業することで、より良い就職先を選べるだけでなく、高い初任給にも結び付くのです。
タイ・バンコクでおすすめの学習塾5選
子どもをタイの学習塾に通わせる場合は、日本人を対象にしている塾を選ぶと、タイの生活に不慣れな子どもでも通いやすいでしょう。
ここでは、タイの中でも日本人移住者が多く住むバンコクでおすすめの学習塾を5校ご紹介します。
個別指導のバンコク塾（トンロー校）
個別指導塾のバンコク塾（トンロー校）は、日本の大手個別指導塾で教室長を務めた経験のあるベテラン日本人講師から、少人数個別指導が受けられる塾です。
小・中学生を対象に、週1回から通える「少人数個別指導コース」と、子どもの学習状況に応じて学習量を調整できる「受け放題コース」が用意されています。
少人数個別指導コースは、定期テストの点数アップを目的に、iPadと専用テキストを併用した学校授業の予習形式で進められます。
インター生も受け入れており、学年を問わず学びたい単元から学習を開始できるため、帰国後も日本の勉強への切り替えがスムーズです。
より多くの勉強時間を確保したい場合は、要望に応じて学習量や学習内容を決められる受け放題コースを選択すると良いでしょう。
駿台バンコク校
駿台バンコク校は、小・中学生を対象に受験対策から定期テスト対策までカバーする塾です。
バンコクにおいて、中学入試と高校入試の両方で圧倒的な合格実績を誇り、タイ王国私立学校最優秀認定校として表彰されています。
エンポリアムデパートに隣接する校舎は、スクールバスやBTSによるアクセスが抜群で子どもの安全面でも安心です。
また、自宅までの送迎サービスやオンライン授業も備わっているので、遠方の方でも学びやすくなっています。
学校の進度に応じた範囲で、毎月実施される学力テストの結果に基づき最適な学習プランを提供することで、多くの生徒が基礎学力の向上や定期考査の成績アップなどの成果を得ています。
自立学習RED
自立学習REDは、指導実績豊富なプロ講師が日本最先端の教育ITを駆使して個別指導を行う塾です。
小・中学生が対象で、週1回・1科目から受講可能です。
全国数万枚に及ぶテストを分析したAIタブレットで、一人ひとりに合わせた問題が出題されます。
授業の無駄がなく効率良く反復演習できるため、テストの点数が上がりやすくなっています。
また、AIタブレットによって講師らの対応時間も最適化できるので、他の個別指導塾と比べて低料金なことでも人気です。
多学年の仲間と一緒に受講しながらも、正社員講師による個別指導が受けられるので、一人での学習が苦手な子どもにもおすすめです。
ペガサス学習塾
ペガサス学習塾は、完全オンラインで全国に展開している日本の個別指導塾です。
国語・算数/数学・英語の主要3教科に加えて、定期テストや英検、入試対策なども行っています。
日本人学校に通う生徒のライフスタイルに合わせて、平日の授業開始時刻は、①15：55～、②17：30～、③19：05～の3つの時間帯に設定されています。
生徒ごとにカリキュラムを組み学習を進めるスタイルをとっているので、集団塾での勉強に乗り遅れた子どもでも、前の学年にさかのぼって勉強し、遅れを取り戻すことが可能です。
ネクサス明倫
ネクサス明倫は、日本の大手塾での指導経験を持つプロ講師が徹底した個人指導を行う少人数制の個別指導塾です。
土日を含む週7日体制が導入されているので、平日は他の習い事で忙しかったり保護者の送迎が難しかったりする場合でも通いやすいです。
充実したデーター分析によって、日本およびバンコクの難関高校・大学への合格実績も抜群です。
近年、新設されたAI個別指導では、講師とAIタブレットで一人ひとりに寄り添った対応と完璧な成績管理で、着実に実力アップが望めます。
タイ・シラチャでおすすめの学習塾3選
タイでは、バンコクに次いでシラチャも在留邦人数が多い都市です。
そこで、シラチャでおすすめの学習塾も3校ご紹介します。
個別指導のシラチャ塾（イオンモール校）
個別指導のシラチャ塾は、タイで10年以上の指導実績を誇る少人数制の個別指導塾です。
基礎学力アップに特化したコース「DOJO」では、小学生の内に習得すべき漢字・語彙力・計算力・英単力を効率的に学習できます。
また、個別指導のシラチャ塾では、個人の理解度や解答スピードに応じて、最適な教え方や学習ペースを判断してもらえます。
5教科すべてを自分に適した難易度で学べるため、成績をぐんぐん上げられるでしょう。
その他にも、プログラミング教室「QUREO（キュレオ）」や、読書を通して楽しく日本語を学べる「ことばの学校」といったコースがあります。
Liclass
Liclass（リクラス）は、少人数制の集団授業を提供する小・中学生向けの塾です。
講師陣は、いずれも日本やタイでの豊富な指導経験を有しています。
「読解力」「分析力」「表現力」などのPISA型学力を伸ばす授業を特徴としており、対話型の授業やディスカッションなどが多く取り入れられています。
これにより、自分の考えを論理的に伝える力が身に付き、最新の情報にも対応できるようになるのです。
中学部では特に、近年の入試傾向である「記述力」に力を入れた授業を行っています。
送迎車と自習室も備えてあり、快適な学習環境が実現されています。
学習塾ピーク
学習塾ピークは、日本の教科書を用いて文部科学省の学習指導要領に則った授業を行う塾です。
小学生コースでは、学年に応じた基礎学力だけでなく、数年後を見据えた勉強も取り入れています。
中学生コースでは、難関校入試で頻出されている問題を掲載した塾専用教材を使い、学校の授業を先取りする形で進められます。
年度の途中で入会した場合でも、個別指導で必要な箇所のみ学習した後に、コース授業へと切り替えられるため、自分のペースで学習を進めたい方にピッタリです。
ディアライフby RENOSYの特典で学習塾もお得に通える！
タイで子どもに通わせる塾を選ぶ際は、講師や授業の質、合格実績などはもちろんのこと、授業料も気になるところです。
そこで、少しでも良い塾をお得に利用したいという方は、授業料が安くなるキャンペーンや特典を上手く利用してみてはいかがでしょうか。
例えば、バンコクおよびシラチャでお勧めの塾として紹介した「個別指導のバンコク塾（トンロー校）」と「個別指導のシラチャ塾（イオンモール教室）」に関しては、タイ国内で不動産仲介実績シェアNo.1の「ディアライフby RENOSY」で物件を成約すると、以下のような優待が受けられます。
- 1科目の授業料が半年間無料
- 2科目以上の受講で1科目の授業料が1年間無料
この他にも、「ディアライフ by RENOSY」には申し込みなしで利用できる成約特典がたくさんあります。
タイでの物件選びと同時に子どもの塾選びに悩んでいる方は、ぜひ検討してみてください。
子どもも安心して通えるタイの学習塾を見つけよう！
タイは、学歴重視の国であるため、子どもを早くから学習塾に通わせるなど、教育熱心な保護者も多いです。
子どもが現地の授業についていけずに困ることのないように、タイへの移住後はなるべく早めに親も子どもも安心して通える学習塾を見つけることが大切です。
「ディアライフby RENOSY」では、子どもの塾への通いやすさを条件とした物件探しもサポートしています。
ファミリー向けに、特定の塾やスクールの料金がお得になる優待も用意されているので、気軽に相談してみると良いでしょう。
