タイには日系の不動産会社が数多く存在するため、比較が難しく、依頼先に悩まれる方も多いです。
今回は日系不動産会社の中から、心友不動産に関する口コミや評判を詳しくご紹介します。
入居後のサポートを含め、不動産会社選びの失敗はその後のタイ生活に大きく関わってくるので、この記事を参考に満足のいく不動産会社選びをしてください。
心友不動産はどんな会社?
心友不動産(心友グループ)は、不動産の売買事業をベースに、新築、中古物件のサポート、賃貸や管理、一棟物不動産の仲介・M&A、インターナショナルスクールのコンサルティングなど行う4社の企業からなるグループ会社です。
ここでは、心友不動産の特徴について説明します。
信頼と実績のある会社
心友不動産は2014年に創業し、2020年の時点で1,000戸以上の販売実績を持つ会社です。
2016年を皮切りに、東急リバブル会社、東急リバブル台湾と業務提携をし、その後も野村不動産、住友林業、東京建物、阪急阪神不動産とも業務を締結し、信頼を得ることに成功しています。
知識豊富な専門コンサルタントが担当
ただ物件を紹介するだけではなく、物件購入者の目的やライフプランのヒアリングに力を入れ、ニーズの把握に努めています。
また、タイに精通した専門のコンサルタントが担当するので、購入者の要望に合う最適な物件情報を提供しています。
ワンストップサービスを採用
不動産として物件を購入した場合、その後の用途によりますが購入だけでは終わりません。
購入した物件を貸すのか売却するのか、管理は誰に任せるのかなど、手続きが必要になります。
心友不動産ではワンストップサービスを取り入れており、物件選び・購入の段階から物件保有期間における賃貸付けや物件の管理、その後の売却まで、まとめてサポートが受けられます。
所有している物件は情報が共有されているので、売却や賃貸付けを別途他の会社へ依頼するよりも安心して任せられるでしょう。
ビザ付きの不動産を取り扱うなど投資物件に強い
物件の所有数も多く、スーパーラグジュアリーコンドミニアムなど、不動産投資家から人気の物件も取り扱っています。
タイランドエリート(長期移住を可能にする特典が色々ついたビザ)と提携しているので、独自のサービスが付加された物件を取り扱っている点も魅力的です。
現地人スタッフが多いが、日本人スタッフが対応してくれる
心友不動産は、グループ会社なので、賃貸・管理などは心友レジデンスが行っています。
他のサービスについても、現地のタイ人スタッフが多く働いていますが、基本的には、専門の日本人スタッフが担当するので問題はないでしょう。
心友不動産での物件購入・契約手続きについて
希望の物件が見つかり、購入したい場合、どのような流れで手続きに入るのでしょうか。
ここでは、物件の購入から契約の手続きまでをご紹介します。
新築コンドミニアムの販売方法について
タイでは日本のように登録後に抽選が行われる販売方式ではなく、まずタイのデベロッパーが保有する優良顧客順に物件の情報が提供されます。
先着順となっているので、一般の外国人が好条件のコンドミニアムを申し込むにはハードルが高い販売方法です。
購入・申し込み
デベロッパーが発行する部屋番号・間取り・面積・価格・管理費・支払い時期が記載された購入申込書を記入します。
購入者の名前や連絡先も書き、本人確認の証明としてパスポートのコピーを添付して、青のボールペンでサインしてください。
申込金の支払い
申し込みするタイミングで、申込金も支払います。
物件により価格は異なりますが、100,000バーツ(約39万円)~200,000バーツ(約80万円)ほどです。
支払い時期について
申し込みをしてから約1週間以内に、申込金を含んだ手付金(物件価格の約10%)を支払います。
支払いが確認できない場合、申込金が没収されるので注意しましょう。
また、約1ヶ月以内に内入金(物件価格の約10%)も支払います。
契約書の作成
手付金と内入金がデベロッパー側で確認が取れた後、約1ヶ月以内に契約書(SPA)が作成されます。
タイ語がベースで、英語が参考として記載されている契約書が一般的です。
契約書全ページにデベロッパーと買主がブルーのボールペンでサインをしていきます。
契約書特殊条項の確認
売買契約の中で、特殊な条項として建物完成時に面積を計算し、売買代金の実測精算をすることになっています。
その他にも、工事が遅延した場合の条件なども記載されているので、事前に確認しておきましょう。
あまり良い評判を聞かない心友不動産は実際どうなのか
インターネット上であまり良い評判が出てこない心友不動産は、本当のところどうなのでしょうか。
口コミの少なさは、不動産購入となると購入者が限定され、下手に情報発信してしまうと特定されやすい背景から来ているのかもしれません。
口コミや評判も大切ですが、その他の面からも心友不動産がどんな会社なのか見ていきましょう。
心友不動産に依頼した場合のメリットやサポート内容について
心友不動産について理解するために、サポート内容についても触れていきます。
以下、心友不動産が行っているサポート内容です。
- 物件購入時
相談、アドバイス、プレセール&転売物件の紹介 - 物件売却・賃貸付時
相談、査定、転売・賃貸付サポート - 登記のサポート
必要書類の準備、登記所・デベロッパーとの交渉、認証代行登記のサポート - 支払い方法についてのサポート
土地家屋税の査定、支払い代行のサポート - 新規内装、リノベーションのサポート
賃貸付をしやすくなるような内装の提案、デザイン、内装工事など - 空室管理
空室パッケージ管理(清掃、換気、管理)の提案、空室の有効活用についての提案やサポート - インスペクションサポート
インスペクション(建物の状況調査、住宅診断)代行、レポート作成サポート
ワンストップサービスを掲げているだけあり、購入者が必要とするサービスを幅広く取り揃えています。
タイでは物件トラブルが日本とは違い多く発生するので、一括でサービスを担う心友不動産は利用しやすく、心強い不動産会社と言えるでしょう。
心友不動産の利用者や現地で働く社員の評判は?
ホームページに良い内容が並んでいても、実際に関わった方達からの口コミの方が信頼性に長けています。
ここでは、心友不動産を利用した方や働く社員の口コミをご紹介します。
【利用者の声】
“私のコンドミニアムへの拘りが強く、担当者の方は大変だったかと思います。
内装だけではなく、エリアの成長性や今後のビジョンなどトータルで提案してもらい自信を持ってこの物件を選ぶことができました。
ありがとうございます。”
“担当者が若くて、不動産知識がまだ浅い気がしました。
不動産購入は長い付き合いになるので、納得した上で契約することが大切。
申し訳ないけど、契約まではせず、別の会社へ依頼しました。”
“投資としてではなく、自分の住居として物件選びをしにきたが、高級な物件が多く、条件に合うものがなかった。”
【心友不動産社員の声】
“投資対象として、高級物件を数多く所有し、販売実績もある会社なので自信を持って働ける。
タイと不動産が好きなメンバーが集まって会社の雰囲気は悪くない。”
“予算で対応を決めている訳ではないが、良い物件情報が優良顧客から案内されるので、情報に差があると思う。
商売上仕方のないことなのかもしれないが、資産に余裕があれば依頼しても良い会社だとは思う。”
以上が心友不動産に寄せられた口コミです。
満足した方もいれば、依頼先を変える方もいました。
どの会社にも言えることかもしれませんが、担当によって当たりはずれがあるようです。
心友不動産には日本人営業スタッフが多くいるわけではないので、もし合わなかった場合、不動産選びに苦戦する可能性もあります。
顧客によっても提供する情報に偏りがあるので、複数の会社を検討した方が良いかもしれません。
心友不動産で大丈夫?安心、信頼のできるおすすめの不動産会社はこちら
今回、心友不動産について詳しく解説しました。
心友不動産は、投資用不動産をメインに取り扱う会社で、あなたがタイで賃貸物件を探している場合は、他の不動産会社から選ぶ必要があります。
また、移住が長くなり物件購入を考えた場合でも、富裕層に向けた投資目的用の物件が多いので、他の日系不動産会社に依頼するのがおすすめです。
異国で快適な生活を送るには、物件選びは非常に重要になってきます。
後悔しないためにも、サポート体制の整った安心できる不動産会社を見つけましょう。