バンコクには、多くのインターナショナルスクールがあります。
100校を超えるインターナショナルスクールがあるため、選ぶ時に迷ってしまう人も少なくありません。
家族でバンコクへ移住する予定があると、どこの学校が良いのか気になるものです。
そこで今回は、バンコクにあるおすすめのインターナショナルスクールや選ぶ時のポイントなどをご紹介します。
バンコクにあるインターナショナルスクール5選
バンコクには100校以上のインターナショナルスクールがあります。
数が多くてどこを選んだらいいのか、なかなか決められない人もいるでしょう。
そこでまずは、バンコクにあるおすすめのインターナショナルスクールを5校ピックアップしてご紹介します。
NIST International School(NIST)
NIST International Schoolは、タイでIB教育(国際バカロレア教育)の先駆けとなったインターナショナルスクールです。
60以上の国と地域から1,700人以上の生徒が通っていて、日本人は100人以上在籍しています。
バンコクにある学校の中でも、最もレベルが高いと言われています。
基本的にハイレベルな英語力が必要となるので、ある程度土台となる学習が必要です。
IBの取得も可能なので、取得したいと思っているならおすすめの学校だと言えるでしょう。
慶應義塾学や一橋大学などへ合格者を多く輩出していることから、日本の大学に進学を考えている場合でも安心です。
Bangkok Patana School(Patana)
Bangkok Patana Schoolは、NIST International Schoolと同じく、名門校として知られているインターナショナルスクールです。
バンコク初のイギリス式インターナショナルスクールであり、60年以上の歴史を有しています。
在籍している生徒数は2,200人以上で、65を超える国と地域から集まっています。
ケンブリッジ大学やオックスフォード大学といった海外の名門大学への合格者を輩出している学校です。
Australian International School Bakgkok(ISB)
Australian International School Bakgkokは、オーストラリアカリキュラムを採用しているインターナショナルスクールです。
日本人は全体の15%ほどを占めており、日本語の授業もあります。
英語が苦手な日本人でも馴染めるように、ESL(英語以外を母国語とする人向けの英語)やEAL(第二言語としての英語学習)の環境も整っています。
日本人の先生や事務局の日本語を話せる専任担当者もいるので安心です。
東京大学や慶応義塾大学など日本国内の大学へ進学する人も少なくありません。
また、ダウン症や学習障害、発達障害などを持つ生徒の受け入れも行っています。
Anglo Singapore International School
Anglo Singapore International Schoolは、シンガポーリアン・ブリティッシュ教育を採用しているインターナショナルスクールです。
幼稚園から高校生まで多くの生徒が通っていて、アジア系も多く見られます。
英語、タイ語、中国語・日本語・韓国語を学べる3ヶ国語のカリキュラムが用意されています。
3日間の体験入学もあるので、まずは体験をしてみるのも良いでしょう。
英語が苦手な場合でも安心できる日本語窓口もあるので安心して学べます。
日本の教科書を使った授業も小学生まではあるため、日本語もしっかりと勉強させたい場合におすすめです。
St.Andrews International School
St.Andrews International Schoolは、イギリス系のカリキュラムを採用しているIB必須のインターナショナルスクールです。
大きなプールが敷地内にあり、体育にも力を入れている学校として知られています。
日本人は、全体の約10%です。
ソイ71とエカマイにキャンパスがあり、ソイ71はプライマリースクール、エカマイはセカンダリースクールとなっています。
日本語の授業もありますが、日本人が多いというわけでもないためバランスよく学べる環境だと言えるでしょう。
バンコクでインターナショナルスクールを選ぶ時のポイント
バンコクにあるインターナショナルスクールを選ぶ時、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
続いては、学校選びをする時に確認しておきたいポイントについてみていきましょう。
学費
学費は、インターナショナルスクールの比較をする際に最も検討しやすい部分です。
入学金などを除く授業料は、1年間で60万円~230万円ほどとかなり幅があります。
名門校と呼ばれる学校ほど学費は高くなります。
学費以外には、入学金や雑費、給食費などがかかるので確認しておきましょう。
給食費は学費に含まれる学校も多いです。
先生の質
先生の質は、インターナショナルスクールによって大きく異なります。
教育レベルや人格的な質などは、学校に質問して確認しておくことをおすすめします。
欧米人などネイティブの先生ばかりの学校もあれば、フィリピン人やインド人などセカンドランゲージの先生ばかりの学校もあるのです。
授業料が200万円程度の学校ならネイティブの先生ばかりといったケースが多いです。
しかし、それ以下だとフィリピン人やインド人、ロシア人など英語を母国語としない先生が多い傾向にあります。
通いやすい立地
バンコクのインターナショナルスクールの立地は、中心部にある場合とスワンナプーム空港近辺のバンナーまたは中心部から車で30~40分ほどの場所にあるドンムンアン空港周辺にある場合のいずれかに分かれます。
一流と称されるインターナショナルスクールは、バンナーなどの郊外にあるケースが多いです。
教育は魅力的でも、通学が大変になってしまうことからどこにある学校を選ぶのかということも重要になります。
生徒の国籍や人数
タイのインターナショナルスクールに通っている生徒は、タイ人が多く見られます。
しかしNISTやPATANAなどの名門校は、1学年の中でタイ人の割合が数割以内という決まりがあるため、タイ人に偏ることはありません。
タイ人が多いと日本人が馴染めない、日本人が多いと日本語で話してしまうので英語が伸びなくなる、白人国籍が多いと日本人やアジア人が差別されてしまう、といった話を耳にすることもあるでしょう。
学校ごとにどの国の生徒が多いか、人数はどのくらいかなどに差があるため、入学を決める前にしっかり確認しておいてください。
子どもとどのような学校が理想的かを話し合ってから、候補となる学校を選ぶと後悔せずに済みます。
授業のカリキュラム
インターナショナルスクールのカリキュラムには、IB(バカロレア)やオルタナティブ教育、第三外国語・日本語などがあります。
バンコクを含むタイのインターナショナルスクールのメインカリキュラムは、イギリス式のカリキュラムを採用しているケースが多いです。
子どもにどのような学び方をしてほしいのか、どのような教育が合っているのか、などを踏まえた上でカリキュラムを選択しましょう。
ESLがあるかどうかも確認しておくと入学してから安心できます。
バンコクのインターナショナルスクールはランクで学費が異なる
バンコクのインターナショナルスクールは、ランクによって学費が異なります。
規模が大きい一流校(NISTやISB、Patananado)は、190万円~350万円ほどです。
中堅のインターナショナルスクール(Anglo Singapore International Schoolなど)は、110万円~190万円です。
小規模なインターナショナルスクール(CrescentやKincairdなど)は110万円以下で通えます。
入学前に学校見学に訪れるのもおすすめ
気になるインターナショナルスクールが見つかったら、学校見学をするのもおすすめです。
見学をしたい時は、学校のレセプションにメールを送ってみましょう。
返事が来ない場合は、電話でアポイントを取って問題ありません。
ホームページなどをチェックし、あらかじめ質問を決めておくとスムーズです。
当日はパンフレットをもらい、学費を確認することも忘れないようにしてください。
学校にもよりますが、キャンペーンなどで割引になるケースもあります。
子どもに合ったインターナショナルスクールを選ぼう
タイには、たくさんのインターナショナルスクールがあります。
その中でどこを選んだらいいのか迷った時は、カリキュラムの内容や生徒の国籍などを参考に比較してみてください。
また、学費も学校によって変わるのであわせて確認しておきましょう。
子どもが通っていて楽しいと感じる学校を選ぶことが何より大切なので、入学前の学校見学で雰囲気を確認しておくと良いでしょう。